続 青薔薇姫
虎太と一緒に……?
虎太の喧嘩がどれほど強いのかは分かんないけど……。
「まぁ悪くはないよ。やろっか一緒に、世直し。」
虎太は嬉しそうな顔をして頷いた。
次の日も、その次の日も、あたしと虎太は夜の街に出て世直しをした。
あたし達はしだいに有名になり、いつしかいろんな奴に"喧嘩を教えてください"とまで言われるようになった。
「……なぁ瑞華、提案があるんだけど。」
「ん?」
いきなり虎太がそんなことを言い出した。
「何?提案って。」
次の虎太の言葉に、あたしは衝撃を受けた。