続 青薔薇姫
「いつからいたの……?」
「…瑞華の話くらいから。悪い……聞くつもりはなかった…。」
「朝起きたら瑞華と龍がいなくて…、みんなで探しに行こうって…。」
虎太と太陽が申し訳なさそうに言った。
そんな…、みんなが悪いわけじゃないんだから……。
あたしがずっと話さずにいただけなんだから……。
だから……そんな顔しないでよ……。
「元々みんなにも話す予定だったし…。改まって聞かれるよりは、こうやって自然に聞いてもらえたほうが……あたしは嬉しい。」
あたしがそう言うと、虎太達は歪めていた顔を元に戻した。