続 青薔薇姫
「はぁぁぁー……。」
思わず大きすぎるため息をついてしまった。
いや……まぁ確かにね?
虎太の言ってることは事実だよ?
事実だけども!!
「だからと言って、族ってなりたくてなるものじゃなくない?」
「うーん…、でもさ、心に傷を負った奴にとっては、いい場所なんじゃないのか?」
「でも族は平気で人を殺す!!そんな奴らと同類になりたくない!!」
お兄ちゃんを殺したのは組と族の奴らなんだから!!
「でも…、みんながみんなそういう奴らじゃないだろ?」