続 青薔薇姫

「まさかそんな……、お前捕まったはずだ!!」


「ﾌｯ…脱獄なんて簡単なことだ。

それより……、アイツはいないんだな？……あ、俺が殺したのか!!アハハハハ!!」


「………っ!!」


死龍総長が呼んだ男……死炎組組長は、俺が最も恨んでいる男だった。


そう……、コイツが２年前、まだ幹部候補だった俺を庇って撃たれた柚歩さんを殺した張本人だ……。


コイツだけは絶対に許さねぇ……!!


「話は終わりだ。今日で水狼は終わりだ!!お前ら行けーっ!!」


「「「うおぉぉっ!!」」」


「……っ…それはこっちのセリフだ!!お前ら!!暴れて来い!!」


「「「おおぉーっ!!」」」


死龍総長と俺の掛け声で、因縁の戦いは幕を開けた……。


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