続 青薔薇姫
「……誰かが青華の名を語った、とか?」
悠雅の眉間にはシワが寄りすぎている。
「……その可能性が高いね。あたし発信源突き止めるよ。」
無断で青華の名を語るなんて……絶対許さない。
なんとしてでも発信源を突き止めてやる……!!
そう意気込んでハッキングを始めた。
「……っ…コイツ…!!」
発信源は意外とあっさり分かった。
……けど、それはとんでもないとこからだった。
「どうだった?」
「死龍……。」
「え…?」
「死龍だ!!これは……マズい。マズすぎる…!!」
「死龍……だと!?」
いち早く反応したのは、お兄ちゃんのことを知っている虎太だった。