続 青薔薇姫



「……っ!!」


水狼は……温かかった……。


1人1人が仲間を信じて助け合ってた……。


……って、あたし何思い出してんだろ。


「そういう汚い族がいるなら、俺達はソイツらを潰すいい族になればいい。」


あたしは下を向いてまま無意識のうちに頷いていた。


いい族か……。


それも……悪くないかもね……。


「まずはチーム名だよな?うーん…、初代総長は瑞華だからなー…。瑞華らしい名前がいいな。」


「んー…、あっ……"青華"は?バラの名前なんだけど。」


「"サファイア"?」


「うん。青い華って書いてサファイアって読むんだけど……どうかな?」




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