続 青薔薇姫
しばらく言い合っていると、背中からものすごい殺気を感じた。
この殺気は……!!
「2人ともいいかげんにしてもらえませんかねぇ?
ここが病院だって分かってます?」
尚希が般若と化していた……。
「「すいませんでした。」」
俺まで思わず謝っちまった……。
「分かればいいんですよ、分かれば。」
……その笑顔が黒すぎる。
(さすが裏ボス……by作者)
「しかしまぁ…、なんでこんなにも食い違うんでしょうね。」
確かにそうだ……。
俺と虎太の言うことは正反対だ……。
そのとき、手術中のランプが消えた。
「瑞華本人に聞くしかなさそうですね……。」
「……あぁ。」
俺達は出てきた医者に駆け寄った。