続 青薔薇姫



教室にいた彼と彼の友達はあたしの姿を見て、目が飛び出るほど驚いていた。


だって今の今まで話に出てきた人が今こうして目の前にいるんだもんねぇ…?


『……どういうこと?』


あたしの今の声は驚くほど低かった。


怒りと悲しみが同時に押し寄せてきて、胸の奥に黒いモヤモヤ感でいっぱいだった。


『……そのままの意味だよ!!俺は単なる遊びでお前と付き合ったんだ!!

お前バカだな!?自惚れてんじゃねぇよ!!』


そう言って彼は教室を出ていった。


残された彼の友達も、あたしを嘲笑いながら彼を追いかけた。


何これ何これ何これ何これ何これ………っ!!!!


この黒い感情は何だろう……?


怒り……?悲しみ……?


違う………そんなのもうとっくに通り越した……。


………″復讐″。


この言葉がぴったりだと思う。


このときからだった……。


………あたしの心が真っ黒になったのは。





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