続 青薔薇姫
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「ハァッ……ハァッ……ハァッ……ハァッ………。」
「なんで………なんであたしを助けたの!?」
涙を流しながらヒステリックに叫ぶ結以。
「もうみんな知ってるんでしょ!?
あたしが嘘ついたって!!
だったらなんで助けるの!?
このままあたしが死ねば邪魔者はいなくなるのに……!!」
パンッ!!!!
「″なんであたしを助けた″……?
……逆に聞きたいよ。
なんで結以はそんな考えしかできないの!?」
結以は目を見開いた。
紫苑達はいつの間にかあたしを追いかけて屋上まで来ていた。