続 青薔薇姫



え………?


今の……空耳……?


「もう1回言って……。」


「んなこと二度も言えるかよ……。」


紫苑の顔は耳まで真っ赤だった。


じゃあ…、やっぱり空耳じゃなかったんだ……。


「……で?」


「え?」


「返事だよ返事。」


あ、返事ね……。




気付いたときから……いつの間にか気になっていて。




離れてみてその想いに気付くって言うけど、ホントに気付いた……。




たとえ嘘でも、″認められてない″って言われたときは死んでしまうくらい胸が締め付けられて……。



























































「………あたしも紫苑のことが好き……。」









< 261 / 307 >

この作品をシェア

pagetop