続 青薔薇姫
「あぁ。ショーケースを一目見たとき、瑞華に似合うと思った。」
付けてやる、と言われてネックレスは再び紫苑の手の中。
青いメッシュの入った金色の髪を持ち上げると、首にひんやりとした感触が伝わってきた。
「キレイ………。」
青いバラの中心に青い宝石が埋め込まれている。
この宝石はサファイアかな?
「ありがとう紫苑。」
「あぁ……//」
顔を真っ赤にして照れてる紫苑かわいい………なんて死んでも言えないけど。
絶対宝物にするからね。
こんなキレイな青いバラなんて見たことない……。