続 青薔薇姫
虎太達の顔を見た。
「瑞華の好きなように決めたらいい。
どっちに転んでも、俺達は応援する。」
「虎太……。」
虎太はそう言ってくれたけど………でも、悲しい顔で笑ってても説得力ないよ。
「でも……虎太、あたし……。」
……行きたい。
けど、行きたくない。
虎太達と離れたくない。
だけど、………紫苑のそばにいたい。
ワガママなのは分かってるけど、どっちもあたしの本音なんだ。
だって久しぶりに虎太と再会して、青華のみんなと出会えた。
虎太の通ってる学校に行ったから、炎龍のみんなにも出会えた。
青薔薇姫って打ち明けても、変わらずあたしと仲良くしてくれたクラスメイトに出会えた。
全部、全部虎太がいたから。
なのに、また離れるの……?
それに、あたしは青華の総長。
元いた学校に行けば、倉庫にはなかなか行ける距離じゃなくなる。
あたしは……どうしたら………。