続 青薔薇姫
「一生俺のそばにいろよ。
離れてなんてやんねぇから。」
「うん!!
紫苑もずっとあたしのそばにいてね?
絶対離れてあげないから!!」
「フッ……上等。」
倉庫の裏側で誰もいないことをいいことに、あたしと紫苑は甘いキスをした。
……ねぇ紫苑、あたしね、初めて紫苑と会ったとき、打ち解けるのはムリだと思った。
女嫌いだし、無口だし、あたしにだけ冷たい気がして。
結以の嘘で離れたとき、確信に変わった。
どんなに好きでも、あたしと紫苑が交わることは″不可能″なんだ……って。