続 青薔薇姫



「優しい嘘でも残酷な嘘でも、嘘は嘘だ。

……もう2年も前の話だ。

お前だって、もういいと思ってんだろ?」


「……っ…でも……!!」


「お前はただ味方がほしかっただけだった。」


……っ!!


「だから結花が嘘をついたとき、嬉しかった。」


やめて……。


「でもそれは自分の嘘とは違って、優しい嘘だった。」


やめてよ……。


「……お前はきっとこう思ったはずだ。」


これ以上言ったら………、





























「″せっかく仲間だと思ったのに″。」


あたしがあたしでなくなる………。




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