続 青薔薇姫
今更伝えても、瑞華を困らせるだけなんだ。
……瑞華を困らせたいわけじゃない。
瑞華が幸せならそれでいい。
だから、この想いは一生しまっておく。
「………ーー。」
「ん?虎太なんか言ったかー?」
「いや……別に何も。」
″瑞華、好きだよ″
誰にも届かなくていい。
風に消されていい。
ホントは五角関係でも、俺の分の一角はずっと俺の胸の奥にしまっておくんだ……。
。+。*All Fin*。+。