続 青薔薇姫
「え?女の子?」
黒髪男も気付いたみたい。
あたしのまわりのクラスメイト達が道を作ると、今まで遠かった3人と向き合う形になった。
「うわっかわいい!!上玉じゃん!!」
「今までの中で一番かわいいね。」
かわいいかわいいって……。
「目大丈夫?眼科なら着いてくよ?」
「「……。」」
銀髪男も黒髪男も黙ってしまった。
あたし何か変なこと言ったかな…?
「えーと…、名前なんていうの?」
「転校してきたんだよね?」
「そうだよ。でも…、名前を名乗るときは自分から。常識じゃない?」
あたしがそう言うと、2人は目を見開いた。