続 青薔薇姫



「会ってみたいなー、その瑞華が好きな奴に。それでもし付き合ったら邪魔してやる!!」


……何意気込んでんだ大雅は。


「ははっ……、もう……二度と会えないと思うよ…。」


「えっ…あ、ごめん…。」


「ううん、ちゃんと生きてるよ。」


「じゃあ……。」


「でも…、元から嫌われてたから……。

嫌いじゃなかったら探してくれると思うんだ。

だから…、きっともう……会えないと思う。」


「「「「……。」」」」


「あ……ごめんね、しんみりさせちゃって。……あたしあんまり気にしてないからさ。ご飯でも食べに行こう?」


「「「「あぁ……。」」」」


あたしはむりやり笑顔を作った。


あたしのせいでしんみりした空気を消したくて……。




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