続 青薔薇姫



ガラッ


「「「……。」」」


「……。」


……やっぱこうなるよね。


沈黙も破ったのはあたしだった。


「みんな…ごめん。見て分かると思うけど、あたしは青薔薇姫であり……突然消えた水姫。」


みんな族だから、誰も驚いてなかった。


ただ黙ってあたしの話を聞いていた。


「青華の総長が女だって知れたらいろいろと都合悪いと思って……。だから騙そうとは全然思ってなかった…。」


「………瑞華は瑞華だよな。」


え……?


「そうそう!!青薔薇姫でも水姫でも、瑞華は瑞華だ!!」


「俺瑞華に助けられたことあるんだぜ?だからむしろ感謝してる!!」


みんな……。


「ありがとう……!!」




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