続 青薔薇姫
「「「……っ!?」」」
あたしの思いがけない一言に、虎太達も驚いていた。
もちろんそれは目の前にいる龍も同じで、虎太達以上に目を見開いていた。
「あたしだって…っ、最初は族をつくるつもりも……総長になるつもりもなかった。ただ虎太に言われたから。ただそれだけだった…。
でも、やるからにはちゃんとやる。いい加減な気持ちでやったら、あたしを信じて着いてきてくれてるみんなに申し訳ないから。
何より、弱くなっていくだけだしね。」
「……。」
「……何があったのかなんて聞かない。簡単に人を信用できないなら、しなくていい。
でも…、自分を信じてくれてる人だけは信用して!!
太陽も航太も、もちろん炎龍のみんなも!!龍を信用してなかったらここまで着いて来ない……!!」