祠の神様【企画】


「ほーじぃ!ほーじぃ!」



私は走ってお母さんの病室へ戻ったけれど、すでにほーじぃの姿は無く、もう一度祠へ行くと、祠はペシャリと潰れてしまっていた。




「ほーじぃ…ほーじぃばっかりずるいよ……」




心の中ではあんなに私の名前を呼んでいてくれたくせに……


お別れのあいさつだって私はほーじぃに出来なかったのに……




「ほーじぃばっかりずるいよ……」
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