わたしの魔法使い
第1章
ねえ、颯太。

覚えていますか?初めて出会った日の事。

雨の中、突然目の前に現れたよね。

あのときの颯太、

「僕が魔法をかけてあげる」

そう言って、笑ったね。

颯太の笑顔、泣いてるようだった。



ねえ、颯太。

今、空を見上げていますか?

同じ空の下、また誰かに魔法をかけていますか?

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