わたしの魔法使い
僕には黒い汚れがある。
拭っても拭いきれない、消したくても消せない過去がある。
それでも僕は恋に落ちた。
「朱里ー、買い物行くけどどうする?」
「んー。一緒に行く」
「平気?」
「平気じゃない?」
好きだと言ってから2週間。
僕たちの関係に変わりはない。
サラリーマンもマンション前で張り込み続けている。
「…いつまでいるつもりかな?」
「さあ?私がここにいるって確証が持てるまで…じゃない?」
「確証持ったら、お父さんが来るかもしれないよ?」
「……大丈夫」
幸い今のところはバレてない。
でも、バレるのも時間の問題だと思う。
裏口から出入りしてるけど、朱里一人で出掛けていくこともあるから。
もしバレたら……
それは考えないようにしよう。
今はまず、夕飯の買い物に行こう。
拭っても拭いきれない、消したくても消せない過去がある。
それでも僕は恋に落ちた。
「朱里ー、買い物行くけどどうする?」
「んー。一緒に行く」
「平気?」
「平気じゃない?」
好きだと言ってから2週間。
僕たちの関係に変わりはない。
サラリーマンもマンション前で張り込み続けている。
「…いつまでいるつもりかな?」
「さあ?私がここにいるって確証が持てるまで…じゃない?」
「確証持ったら、お父さんが来るかもしれないよ?」
「……大丈夫」
幸い今のところはバレてない。
でも、バレるのも時間の問題だと思う。
裏口から出入りしてるけど、朱里一人で出掛けていくこともあるから。
もしバレたら……
それは考えないようにしよう。
今はまず、夕飯の買い物に行こう。