わたしの魔法使い
恋がピンクなら、僕たちはは何色なんだろう?
黒いものを持っている僕でも、ピンクになれるのかな?
そんなことを考えながら歩いていたら、いつの間にか商店街の端まで歩いてきていた。
そこには買い物を終えた朱里が荷物を抱えて立っていた。
その手には、やっぱり頼んだもの以上の袋の数々。
肉屋以外は頼んでないから、近くの店のおじさんやおばさんにもらったものだろう。
本当に子供のおつかいみたいだ。
「…――朱里。肉屋以外の袋はどうしたの?」
「――颯太!これ、もらったの。おかずにって。」
「そう。よかったね。」
「うんっ!」
…もうここまでくると、“みたい”じゃなくて、“子供のおつかい”だ。
可愛がっていただけるのはありがたいけど……
僕は彼女の保護者じゃありません!
それに、朱里は子供じゃありません!おまけは嬉しいですが、彼女を甘やかすのはやめてください!
……って、大声で言いたい気分。
「…――?颯太?」
「あ、何でもない。帰ろっか?」
「そうだねー」
朱里の手から袋を受け取って、買い物客とピンク色の高校生で溢れる商店街をあとにした。
黒いものを持っている僕でも、ピンクになれるのかな?
そんなことを考えながら歩いていたら、いつの間にか商店街の端まで歩いてきていた。
そこには買い物を終えた朱里が荷物を抱えて立っていた。
その手には、やっぱり頼んだもの以上の袋の数々。
肉屋以外は頼んでないから、近くの店のおじさんやおばさんにもらったものだろう。
本当に子供のおつかいみたいだ。
「…――朱里。肉屋以外の袋はどうしたの?」
「――颯太!これ、もらったの。おかずにって。」
「そう。よかったね。」
「うんっ!」
…もうここまでくると、“みたい”じゃなくて、“子供のおつかい”だ。
可愛がっていただけるのはありがたいけど……
僕は彼女の保護者じゃありません!
それに、朱里は子供じゃありません!おまけは嬉しいですが、彼女を甘やかすのはやめてください!
……って、大声で言いたい気分。
「…――?颯太?」
「あ、何でもない。帰ろっか?」
「そうだねー」
朱里の手から袋を受け取って、買い物客とピンク色の高校生で溢れる商店街をあとにした。