わたしの魔法使い
執事というより、王子様のような顔をした颯太は、優雅な仕草で運転席に乗り込んできた。
だけど……
その長い手足が窮屈そうに見える。
「狭くないの?」
「ん。慣れてるし、どうしてもこれに乗りたかったんだ。」
い、いやー!
そんなにキラキラした目でこっち見ちゃいやー!
小さな子供がお気に入りのおもちゃ見せるみたいな顔しちゃ、ダメー!
そんな顔されちゃったら、もっと好きになっちゃう!
だから
「……だめ」
「何がダメなの?」
「……キラキラした目とか、子供みたいな顔とか……」
「そんな顔してた?」
「してた…スッゴいキラキラした目、してたの!」
「そうか……?だって、嬉しいんだもん。朱里を乗せること、できて……」
だから……
そんな顔、反則なんだって。
普通に綺麗な顔してるのに、キラキラした子供みたいな目されたら、もっと好きになっちゃうじゃない……
なんでこんなに綺麗なの!
なんでこんなに可愛いの!
なんでこんなに優しいの!
颯太のこと、好きすぎて胸が苦しくなっちゃうよ……
「……朱里。」
「な、何?」
「百面相」
……。
あーあ。今日の颯太は格好良くて、優しくて、胸がキュンってなって、苦しくなるくらいだったのに!
百面相ってなにさっ!
だけど……
その長い手足が窮屈そうに見える。
「狭くないの?」
「ん。慣れてるし、どうしてもこれに乗りたかったんだ。」
い、いやー!
そんなにキラキラした目でこっち見ちゃいやー!
小さな子供がお気に入りのおもちゃ見せるみたいな顔しちゃ、ダメー!
そんな顔されちゃったら、もっと好きになっちゃう!
だから
「……だめ」
「何がダメなの?」
「……キラキラした目とか、子供みたいな顔とか……」
「そんな顔してた?」
「してた…スッゴいキラキラした目、してたの!」
「そうか……?だって、嬉しいんだもん。朱里を乗せること、できて……」
だから……
そんな顔、反則なんだって。
普通に綺麗な顔してるのに、キラキラした子供みたいな目されたら、もっと好きになっちゃうじゃない……
なんでこんなに綺麗なの!
なんでこんなに可愛いの!
なんでこんなに優しいの!
颯太のこと、好きすぎて胸が苦しくなっちゃうよ……
「……朱里。」
「な、何?」
「百面相」
……。
あーあ。今日の颯太は格好良くて、優しくて、胸がキュンってなって、苦しくなるくらいだったのに!
百面相ってなにさっ!