わたしの魔法使い
「…――で?おじいちゃんは……付き添い?」
「……いや。預かりものを届けに来たんだよ」
「預かりもの?」
「そう……颯太君から」
「…………………は?」
おじいちゃんの言葉は、衝撃以外の何物でもない。
何で?どうして?
そればかりが頭の中を回る。
颯太を知ってる?
何で?どうして?
何を預かってきたの?
聞きたいことがありすぎて、言葉にならない。
「そんな顔するな。朱里が思ってることは、全部ここに書いてある」
そう言って、1通の白い封筒を差し出した。
封筒の表には、少し丸みを帯びた癖のある文字で
『朱里へ』
と書いてあった。
その文字は、何度か見たことのある颯太の文字だった。
受け取った封筒は普通の封筒で軽いはずなのに、私の手にはズシリと重く感じる。
早く読みたい。
だけど、読みたくない気持ちもある。
読んでしまったら、本当にすべてが終わってしまうようで……
「朱里。手紙には颯太くんのすべてが書いてある。それを読んで、どうするかはゆっくり考えなさい。……おじいちゃんたちは帰るから。」
それだけ言うと、おじいちゃんはお父さんを連れて帰っていった。
「……いや。預かりものを届けに来たんだよ」
「預かりもの?」
「そう……颯太君から」
「…………………は?」
おじいちゃんの言葉は、衝撃以外の何物でもない。
何で?どうして?
そればかりが頭の中を回る。
颯太を知ってる?
何で?どうして?
何を預かってきたの?
聞きたいことがありすぎて、言葉にならない。
「そんな顔するな。朱里が思ってることは、全部ここに書いてある」
そう言って、1通の白い封筒を差し出した。
封筒の表には、少し丸みを帯びた癖のある文字で
『朱里へ』
と書いてあった。
その文字は、何度か見たことのある颯太の文字だった。
受け取った封筒は普通の封筒で軽いはずなのに、私の手にはズシリと重く感じる。
早く読みたい。
だけど、読みたくない気持ちもある。
読んでしまったら、本当にすべてが終わってしまうようで……
「朱里。手紙には颯太くんのすべてが書いてある。それを読んで、どうするかはゆっくり考えなさい。……おじいちゃんたちは帰るから。」
それだけ言うと、おじいちゃんはお父さんを連れて帰っていった。