探偵さんは殺し屋!?①
なんでこんなことに限って・・・・・・!


「・・・・・拳銃の音が5階から聞こえる?まさかっ」


馨・・・・・・・。


「さあ、もうすぐで決着は着くぞ?諦めろ」


「そう言うなら殺せばいい」


「ふん、殺そうとはしないが調状はさせてもらうからな。
我は陰陽を司る者なり。我の目の前に居る者よ。
汚れた魂よ。無となって天へ還れ!!」


そう言うと男を消えた。


跡形もなく・・・・・・。


「リーシャ、私の事止めようとしなかったんだな。
停電が起きた時から来るって知ってたからな」


「なんだ、気づいてたのか。
気づかないかと思ってた」


「昔から停電起きると私のところへ
来ていたから気づかないわけがないだろう」


「昔の事を忘れてたって思ってたんだよ」


下を向きながらリーシャが言った。


「フンッ、私は昔の記憶が忘れられないからな。
だから来ると知ってたんだ。
まぁ、もう眠いから自室に戻る。
じゃあな」


「・・・・・・・」


そう自室に戻ると告げたが、リーシャは下を向いたまま何も言わない。


だが、さっきの停電のせいでエレベーターは使えなくなっていた。


「はぁ・・・・・・階段で行くしかないか」


ため息をつきながら5階を出た。


自室は10階にあるから階段で行くときつい。


まじ勘弁して・・・・・


停電って・・・・・・


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