ハナミズキ
プロローグ


―今思い出すと、私達の物語は壮大なものだったかもしれないし、そうでなかったかもしれない。


でも私は...


あなたのことを忘れたことなんて一度もないよ。


忘れられるはずがないの。


だってあなたは...


私が愛した人だから。


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