ハナミズキ



「…いいのか、それで…」



呆れたように脱力する氷野くん。



「いいんだよ!」



すると、椎名ちゃんが何かを見つけたように声を弾ませた



「ねぇ!あれ見て!」



「なぁに?」



「このお店すっごい可愛い!ねぇ、入ってみようよ、恋華、綾月!」


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