ハナミズキ



しばらく、ブランコに乗っていると、傘を持った遊李さんが現れた。



「やっと、見つけたで!恋華!」



「…遊李さん…」



「ああ、もー!ちゃっちゃっと帰るで、恋華!こんな濡れてしもうて…風邪引くやろ?」



「…風邪引いたっていいですよ…今は1人になりたいです…」



「アーカーン!絶対、1人になんかさせへんからな!一緒に帰るんや!」



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