ハナミズキ



本当に新鮮だった。



これまで、男の人の部屋になんて入ったことなかったし…



「そーゆーもんなんか?まぁ、ええけど…ほら、バスタオル。もうちょいで風呂沸くからそれまで羽織っとけ」



「はい…ありがとうございます、遊李さん」



私は笑ってお礼を言った。



なぜだか、遊李さんはびっくりしてたけど…



「…っ…!?…お、おお、気にすんな!ほ、ほら風呂沸いたから入ってきいや」



「そうですか?すみません、お風呂まで借りちゃって…」



「ええって!オレ、親切な年上だもの!(笑)」



いきなり、おねぇキャラを始めた遊李さんに私は笑ってしまった。



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