ハナミズキ



―お風呂から上がり、リビングへ戻ると、遊李さんは居なかった。



「…遊李さん?」



どこ行っちゃったんだろ?



「おう!オレがどうかしたか?」



「…っ!?…び、びっくりしました…」



「ははっ、そーかそーか!飯作っとったからリビングに居らんかったんや」



ほら!と言われ渡されたのは、お好み焼きだった。



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