ハナミズキ



「…好…き?私が遊李さんを?」



信じられない。



頭の中がぐちゃぐちゃだ。



これは幻聴?



『そうだよ。遊李さんを見てると鼓動が速くなったでしょう?顔が熱くなったり、心臓の辺りが痛くなったり…』



「…なった…」



『それが好きって気持ち。お願い、見失わないで。自分の気持ちを大切にして。私はいつでもあなたの側にいるから―…』



< 155 / 395 >

この作品をシェア

pagetop