ハナミズキ



「そっ、そんなこと聞いてどうすんの!?」



「まぁまぁ…そんな顔しなくても、じっくり聞いてあげるからね椎名ちゃん♪」



笑顔で言った綾月ちゃんは結構腹黒いのかな?



椎名ちゃんはもっと顔を赤くしてたけど…



こんな風に、友達が家に泊まることなんてなかったなぁ…なんか新鮮♪



記憶をなくした私にとって綾月ちゃんや椎名ちゃんたちと居ることは毎日が新鮮だ



―しかし、結局その日は、椎名ちゃんが言ってくれず、聞けずじまいだった。



それはそれで残念なんだけど…



こうやってずっと一緒にいるなら、いつか聞けるよね♪



2人と話していたら、誰からということもなくいつのまにか寝てしまっていた…


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