ハナミズキ



「メイクと髪、崩れないと良いけど…」



と、呟きながら私は電車に乗った。



《扉が閉まります。》



その声を合図に電車が動く。



《ガタン、ゴトン…ガタン、ゴトン…》



う…やっぱり苦しい…



もう、なんでこんなに苦しいの…



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