ハナミズキ



「ホンマに、もう…」


遊李さんは、相変わらず顔を赤くさせながら手で顔を扇いでいた。



それを見た私は、このままじゃいけないと思った。



遊李さんは優しいから…はっきり言ってくれるだろう。


フられる覚悟はついている。

後悔したくない。

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