ハナミズキ



「…好きやで、恋華。改めて俺と付き合って下さい。」


優しさいっぱいのその笑顔を私は見逃さなかった。



私は、ありったけの想いを込めて遊李さんに返事をした。






「…はいっ…!」







これで、ようやく私達は恋人同士になれた。




―私は密かに、また日記を書こうと決めた。




私と遊李さんがお互いに想いが通じ合った日を決して忘れない。




…そんな、7月4日の出来事。
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