ハナミズキ



「…うーん…」


そう待っているうちに、雨が降ってきた。




「……あー…傘持ってきてない…」









―その一言から、3時間程経ったとき遊李さんが帰ってきた。


「恋華!!」



「あ…遊李さん…おかえり、なさ…」


おそらく、雨に当たりすぎたのだろう。


私の意識は朦朧としていた。


それに加えて、遊李さんが帰ってきたことによって安心したのだろう。


とうとう、私は倒れてしまった。
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