ハナミズキ




―綾月ちゃんが学校に来なくなってから1ヶ月が経った。



学校では、文化祭の時期。








「…あー、じゃあ文化祭でうちのクラスは何をするかっつーことなんだけど……何か提案あるか?」


学級委員の私たちは、教卓の前に立ち、文化祭の出し物を決めていた。


「はーい!コスプレ喫茶が良いと思いまーす!!」



教卓の前に立ち、提案がある人は挙手するように促す役目をしているのが氷野くん。

そして、出された候補を黒板に書いていくのが私の役目。

< 264 / 395 >

この作品をシェア

pagetop