ハナミズキ



「椎名っ!」



ギュッと抱きしめられた椎名ちゃんは固まっていた。



「っ!ちょっ、稀代!?」



「好きだー!」



そう叫び、稀代くんは椎名ちゃんのほっぺに軽くチュッとキスをした。

すると、椎名ちゃんは耳まで真っ赤にして、稀代くんの頭を引き剥がしていた。



「調子に乗るな!さっさと離れろこのスケベ!」



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