ハナミズキ
私の遊李さんへの気持ちが癒えることはなかった。
私は、その気持ちを紛らわすように、告白してきた男の子たちとお付き合いするようになった。
その頃から私の性格も、変わっていった。
「…別れよう。駆くん」
「…どうしてだよ!俺なんかしたか?」
「違うよ。私がもう、駆くんに飽きちゃったの♪
ごめんね?」
ただ……長続きしなかった。
どの男の子たちも私を好きだと言った。
でも、私は好きじゃない。
つき合っていくうちに、純粋な気持ちを弄んでいるような気がして…。
今まで、長かったのでもせいぜい二週間。
一番短かったのが3日。
本当、サイテー。