ハナミズキ




―お昼休み―…。






「えっと…話って何かな?来栖さん」


この人は、先程私に告白してきた三年の先輩『織田 桐矢(オダキリヤ)」さん。


学校内では、フェミニストなイケメンとして有名な人だ。





「えっと…実はさっきの告白の件なんですけど……。……取り消し、たくて。」


「………取り消す?」


「……はい。」



「―つまり僕とはつき合えないんだね?」


「…はい。」



「…わかった。いいよ、取り消してあげる」



わかってくれた…!

よかったぁ…さすが先輩。良い人だなぁ…



「――なんて。言うと思ったのか?」



え………。







< 333 / 395 >

この作品をシェア

pagetop