ハナミズキ



転校生のようなものだ。



クラスの人たちは記憶をなくした私を見てどう思うかな?



私は教室の扉を開け、中に入った。



「あ!おはよ、恋華!」


「おっす、恋華!」



「あ…、おはよう!」



一応、教えてもらったことによると、こっちの元気な女の子が藤村椎名さんで、隣の男の子が斎藤稀代くんだったかな?



< 53 / 395 >

この作品をシェア

pagetop