ハナミズキ



―休み時間になり、私は氷野くんと綾月ちゃんを屋上に呼び出した。



「…ごめんね、来てくれてありがとう。」


「いや、別にいいよ」



「……あのね、私が2人を呼びだしたのは理由があって…」



「うん。」



「…毎日、お見舞いに来てくれてありがとう…!って言っても2日間だけだったけど私、嬉しかった!」



「え…?」



「お、おい…、お前が俺たちを呼び出したのって…ありがとうって言うためか…?」



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