ハナミズキ



「やろ?恋華はそういう人間や」



「なんでそんなことが言えるんですか?会って間もないのに…」



「そんなもん、恋華がオレに相談したからや」



「え?」



私が初対面の人に相談したからって何で分かるの?



「恋華は初対面で24のオッサンにこんな大事なこと相談出来るんか?」



「出来ない…けど、真島さんだから出来たんですよ…きっと」



「な…っ!急に何言うて…っ」



あれ?急に赤くなった。



「だって、親しみやすいし、優しいし…私のこんな相談を黙って聞いてくれたし…こんな人初めてですよ。」



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