君に会いたくて

奈南はその夜


ずーっとそばにいてくれた。



思い出しては泣くあたしを


隣で慰めてくれた。




「大丈夫」

って。


言ってくれた。



奈南の言葉は



あたしを強くさせる気がした。




失恋したことは


まだまだ忘れられそうにないけど




今だけは



奈南の優しさに



甘えたい。
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