君に会いたくて






「頑張れよ!」







思いがけない言葉だった。





笹木くんは、少し






いや。



すごく切なそうな瞳で言った。







「え?」










「ごめん、桜井。今日さ、桜井が
友達としゃべってたこと
聞いちゃったんだよね…」





申し訳なさそうに言った。




「小林先輩、かっこいいよな。
大人っぽいし。」
< 102 / 123 >

この作品をシェア

pagetop