君に会いたくて
「どうすればいいですかね…?」
すると、奈南のお兄ちゃんは
吹き出した。
「いや、俺に聞かれても」
そのあと、苦しそうに咳き込んだ。
「ちょっ、大丈夫ですかー?」
「ティッシュ取って」
あたしはミニテーブルの上にある
箱ティッシュに手を伸ばした。
「やべー、めっちゃ鼻つまった」
奈南のお兄ちゃんは大胆にティッシュを3枚使って
鼻をかんだ。
「奈南が帰ってくるまでは居させてください。」