君に会いたくて



「じゃあ、今日は終わり。
ご苦労さん」




長かった。




先生の話ばっかり。




結局、今日は担当決めただけ。






こんなん毎日続くのかー。





ふと、隣を見ると



廉都は椅子にだらしなく座って




寝ていた。




むかつく。




あたしだって眠いの我慢してたのに。




無防備な寝顔を見てたら



いらっと来た。



「起きろ!」


廉都の太ももを思い切りつねった。
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