君に会いたくて



「ってー!おまっ、」




へっ。




ざまーみろ。





自分だけ寝てさ。






「終わってる。よし、帰ろーっと。」






何事もなかったかのように




廉都は図書室を後にした。



「もーっ!!」






ずるい、ずるい、ずるい!


むーかーつーく!!




さっさと学校を後にしようと




教室にカバンを取りに戻った。
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