君に会いたくて


「一応、こんなんでも、ギリギリ女だから?
駅くらいまで、ついてってやっても
いいかなーと思って待ってたのに?」




なんかすんごい侮辱されてる気がするんですけど。



一応って…



でも、優しい。


何で?




「わざわざ教室まで迎えに行けば
爽やか好青年と
いい感じだったんで?」



いかにもばかにして廉都は言った。




なんか複雑な気分。






悔しいけど





なんか嬉しい。




何で?


廉都と付き合ってるみたいに見られても



嫌じゃない。
< 63 / 123 >

この作品をシェア

pagetop